「液タブ(液晶ペンタブレット)」には、12インチ前後のコンパクトサイズから、22インチ以上の大画面まで、さまざまなサイズがあります。
液タブは高価な買い物ですが、比較的手軽に始められる「12~13インチ」クラスの液タブが初心者の方にも人気です。
しかし、市場には多くのメーカー/モデルがあり、スペックの違いは初心者には見分けにくいもの。
この記事では、各メーカーの “12~13インチ液タブ” を取り上げ、スペック比較表とともに各機種の特徴を整理します。

「コンパクト」な液タブをお探しの方はぜひご参考に♪
12~13インチ液タブの特徴
12~13インチ液タブのメリットとデメリットをまとめました。
- 液タブの中で比較的安価
- 設置がコンパクトで持ち運びもしやすい
- 作業領域が狭い

やっぱり「画面が小さい」のが気になるなぁ

ではその点をもう少し見てみましょう
12~13インチ液タブのサイズ感
このサイズの液タブを購入するときにまず気になるのは、「画面が小さすぎないか?」ということだと思います。
私が現在使っている液タブは「XPPen Artist 12 3rd」という製品で、サイズは「11.9インチ」です。液タブの中では最も小さいサイズになると思います。
画面サイズは、B5用紙を横にして上下をつぶしたくらいのサイズです。
![[XPPen Artist 12 3rd] B5サイズとの比較](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2025/12/xppen_artist_12_3rd_size.png)
「CLIP STUDIO PAINT」のマンガ作品を液タブ上で開いてみたところです。PCのディスプレイや16インチ液タブと比べると、作業範囲はやや狭く感じます。
![[XPPen Artist 12 3rd] Clip Studio Paint](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2025/12/xppen_artist_12_3rd_clipstudio.png)
しかし、実際に作業してみると、意外にそれほど不便さは感じません。
PCモニターにページ全体や作品全体を表示させておけば、全体像を見ながら液タブで細かい部分の作業ができます。PCモニターと併用することで、液タブ自体のディスプレイの狭さをカバーすることは可能です!
![[XPPen Artist 12 3rd] PCモニターとの併用](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2025/12/xppen_artist_12_3rd_with_pc_display.png)
12インチと13インチの画面サイズの違い
この記事では「コンパクトサイズ」として、12インチと13インチをひとくくりにしています。ですが、これらの差はどれくらいあるのか気になりますよね。
12インチの液タブは実際には「11.6インチ」か「11.9インチ」が多いです。13インチの液タブは実際には「13.3インチ」です。
「11.9インチ」と「13.3インチ」を比べてみると、以下の図のようになります。

13インチの方が面積で約25%増しなので、数値上はなかなか差があるように感じますよね。
可能であれば、ペンタブ製品が展示されている家電量販店などに足を運び、実際の画面の大きさを見てみることをオススメします。

選ぶポイント
12~13インチの液タブはすべてのメーカー合わせて20製品ほどあり、各製品にはさまざまな特徴があります。

何を基準に選べばいいか困る~😭💦

3つのポイントに絞りましょう♪
製品カタログには「筆圧レベル」「解像度」「色域」など、さまざまな言葉が踊っているので、何をどう見ればいいのか困ってしまうかもしれません。
12~13インチの液タブを選ぶ上で、筆者の考える重要ポイントは以下の3つです。
- ショートカットキー
- 価格
- 本体カラー
ショートカットキー

「ショートカットキー」は、液タブのサイドについているボタンのことです。「消しゴム」「取り消し」「移動」など、ペイントツールでよく使う操作を各ボタンに割り当てることができます。
このショートカットキーがあると、片手でキーをポチポチ操作しつつ、もう片方の手で描けるので 作業効率が大幅アップします。
12~13インチの製品では、ほとんどの製品に6~8個のショートカットキーがついていますが、便利なホイール(ダイヤル)を備えた製品もあります。

さくさくお絵描きができそう✨
もっと多くの機能をボタンに割り当てたいときは、専用の「左手デバイス」を使う手もあります。
↓の画像は「CLIP STUDIO TABMATE」というクリスタ専用の左手デバイスですが、多くのボタンやホイールを備えているので、より多くの機能をワンタッチで操作することができます。

ただし、左手デバイスは安いものでも1万円前後はするので、デジタルお絵描きを始めたばかりの方は、まずはタブレットのショートカットキーを使ってみて、物足りなくなったら左手デバイスを検討することをオススメします。
価格
この記事の執筆時点(2026年3月)で入手できる12-13インチ液タブは、すべてのメーカーを合わせて20製品です。それらの実売価格を画面サイズごとにまとめたものが下のグラフです。
このサイズの製品は飛び抜けてハイスペックなモデルがないため、16インチ製品と比べると製品ごとの価格帯の幅がせまく、だいたい2~4万円ほどです。

Wacomは一番人気のメーカーで国内シェアも圧倒的ですが、やや価格が高いのがネックです。(グラフの13.3インチでひとつ上に飛び出しているのがWacomです)
私はずっとXPPenというメーカーのペンタブを使っていますが、特にトラブルもありませんし、描き心地も良好です。
昔は中国製品の評判が良くなかった時代もありましたが、現在のXPPen、Huion、ugeeなどのメーカーはいずれも高い技術力とノウハウを持った企業で、ペンタブ業界では信頼されているメーカーです。
「絶対に国産がいい!」という人は仕方ないのですが、あまり視野をせばめずに各メーカーを広く検討してみることをオススメします。
各メーカーの特徴についてはこちらの記事をご参考にしてみてください。
本体カラー
液タブの本体カラーは「ブラック」がほとんどです。
ですが、12~13インチの製品は初心者の方が購入することが多いこともあってか、本体カラーのラインナップが比較的豊富です。
持ち運びにも適していますので、好きなカラーだとテンションも上がります✨
「ブルー」「グリーン」「ピンク」などなど、お好みのカラーで製品を選ぶというのも良い選択だと思います。
カラーごとの具体的な製品は「おしゃれなカラーがいい」のセクションでまとめています。
その他のスペックについて

「表示解像度」や「筆圧レベル」も重要では…?

筆者はあまり気にしなくてもよいと思っています
その理由を説明します
メーカーの製品カタログを見ると、「筆圧レベル」や「色域」が強くアピールされていることが多いです。
ただ、筆者は以下の理由から初心者の方が12~13インチの液タブを選ぶ際にはあまり気にしなくてもよいと思っています。
👉 表示解像度
液タブは「描くキャンバス」であり「表示するモニター」でもあります。そのため、表示解像度はとても重要です。
ですが、13インチの液タブに限って言えば、(筆者が調べた限り)表示解像度はほぼすべて「1920×1080(フルHD)」です(2026年3月時点)。

ほとんど選ぶ余地なしってことね
👉 筆圧レベル
ペンタブレットは筆圧を感知してペンの描画サイズや濃さなどを変化させています。つまり、筆圧を細かく検知できるほど、より繊細にサイズや濃さをコントロールできるということになります。
最近の製品では筆圧レベルは「8192」か「16384」です。

「16384」の方が倍いいってこと?
数値上は確かに2倍の違いがあるのですが、4096以上の筆圧レベルは人間にはほとんど違いがわからないとも言われています。実際、私も「8192」か「16384」の違いはまったく感じられません。

なので筆圧レベルはあまり気にしなくても大丈夫です
👉 色域
液タブはディスプレイでもありますから、色をどれくらい表示できるかも重要です。
しかし、色のスペック(色域)の規格にはいくつか種類があり、各社が公表している数値もバラバラで基準を揃えることが難しいのが現実です。そのため、スペック表を比較してもなかなか甲乙をつけられません。
なお、色域についてはこちらの記事もご参考にしてみてださい。
以上の理由から、初心者の液タブ選びでは、「表示解像度」「筆圧レベル」「色域」はあまり気にしなくてもよいと思っています。
製品比較
以下は本記事で比較対象とする代表的なモデルと、その公式仕様をもとにまとめた比較表です(2026年時点での公式仕様を参考)。
購入前には必ず最新版仕様を公式サイトで確認してください。
13インチ製品と12インチ製品を分けてまとめています。
13インチ製品
2026年3月時点での各メーカーの13インチ液タブをまとめるとこのようになります。
図では、各製品の「本体カラー」と「ショートカットキー」の仕様がわかるようにしました。

この中から、3つの注目ポイント(ショートカットキー、本体カラー、価格)において優れていると筆者が判断した製品を比較表にします。
| 製品 | XPPen Artist 13セカンド | XPPen Artist 13.3 Pro V2 | Kamvas 13 | Kamvas 13 (Gen3) |
| メーカー | XPPen | XPPen | Huion | Huion |
| 画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 筆圧レベル | 8192 | 16384 | 8192 | 16384 |
| ショートカットキー | 9 | キー×8 ホイール×1 | 8 | キー×5 ホイール×2 |
| 本体カラー | ブラック ブルー ピンク グリーン | ブラック | ブラック グリーン パープル | ブラック ピンク ホワイト |
| 通常価格 | 39,980円 | 45,980円 | 32,980円 | 52,980円 |
| ストア(Amazon) | ||||
| ストア(公式) | ✕ |
12インチ製品

| 製品 | Artist 12 3rd | Artist 12セカンド | Kamvas 12 | UE12 Plus |
| メーカー | XPPen | XPPen | Huion | ugee |
| 画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| ディスプレイサイズ | 11.9 | 11.9 | 11.6 | 11.9 |
| 筆圧レベル | 16384 | 8192 | 8192 | 8192 |
| ショートカットキー | キー×8 ダイヤル×2 | キー×8 | 8 | キー×8 ホイール×1 |
| 本体カラー | ブラック シルバーグレー | ブラック ブルー ピンク グリーン | ブラック | ブラック オレンジ |
| 通常価格 | 32,980円 | 36,980円 | 29,999円 | 26,999円 |
| ストア(Amazon) | ||||
| ストア(公式) | ✕ |
ニーズ別のオススメ製品
価格を抑えたい
価格だけで決めるのはオススメできませんが、2026年3月で最安値は以下の製品です。
✅12インチ
✅13インチ
ショートカットキーを便利に使いたい
キーだけでなく「ホイール」や「ダイヤル」が付いているとキャンバスの拡大縮小やブラシサイズの変更をスムーズに行えます。
XPPenの「Artist 12 3rd」は2つのダイヤルが付いています。12インチ液タブでダイヤル付きは珍しいです。
Huionの「Kamvas 13 (Gen3)」」も2つのホイールが付いています。
おしゃれなカラーがいい
液タブでは「ブラック」が定番カラーですが、それ以外のカラーラインナップの製品もあります。ただし、ラインナップ上は存在しても在庫切れで入手困難なカラーもあるのでご了承ください。
ここでは本記事執筆時点でブラック以外のカラーが入手可能な製品をご紹介します。
ブルー
「Amazon」「XPPen公式ストア」でブルーがあります。
※ラインナップでは「ピンク」「グリーン」もありますが、在庫切れのようです。Amazonやメルカリの中古品で探すとタイミングによっては見つかるかもしれません。
シルバーグレー
Amazon、公式ストアで「シルバーグレー」を買えます。発売時期が新しいためか、楽天市場などでも在庫があるようです。
グリーン
XPPenの「Artist 13セカンド」は、Amazon、XPPen公式ストアで「グリーン」の在庫があります。
Huionの「Kamvas 13 (Gen 3)SE」は本体カラーが「グリーン」のみで「ブラック」がないという珍しい製品です。写真を見る限り、かなり落ち着いた色味のグリーンのようですね。
少し旧機種ではありますが、HuionのKamvas 13も「グリーン」が手に入ります。
ピンク
Huionの「Kamvas 13(Gen3)」はかわいらしいピンクのカラーがあります。
あとは、GAOMONの「GAOMON PD1220 ペンディスプレイ」には「テラレッド」というカラーがあるようです。
「テラレッド」とは鮮やかな赤ではなく、落ち着いた色味の赤のことで、サイトの製品画像を見る限り「濃いピンク」のような色味に見えます。

パープル
ホワイト
まとめ
12~13インチの液タブは、比較的価格が手ごろで、設置スペースもあまり取りません。
そのため、液タブをこれから使ってみたい初心者の方にも手を出しやすいサイズといえるでしょう。
本記事を参考にしながら、あなたにピッタリ合った製品を見つけてみてください!

液タブでデジタルお絵描きをますます楽しんじゃいましょう♪












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