デジタルイラストに必須の「ペンタブレット」。
ここ最近はStable DiffusionやNovelAIなどの「AIイラスト」を始める人も増えてきましたが、自分で下絵を描いたり、生成した画像を微修正するときに、ペンタブレットはとても役立ちます。

ペンタブレットに興味あるけど、製品多すぎ!
と困っている方のために、初心者におすすめのペンタブレットを、私が実際に使ってみて徹底レビューします🔍
この記事でご紹介するのは「One by Wacom」です♪

ワコムってどんなメーカー?
ワコム(Wacom)は、日本に本社を置く世界的なペンタブレットメーカーです。1983年に設立されて以来、プロのクリエイターから初心者まで幅広いユーザーに向けて、高品質なペンタブレットや液晶タブレットを提供しています。
特に有名なのが「Intuos(板タブ)」シリーズと「Cintiq(液タブ)」シリーズ。イラスト、漫画、写真編集、デザイン、さらには教育やビジネス用途まで、さまざまなシーンで活用されています。
日本ではおよそ90%という圧倒的なシェアを誇るメーカーです。
One by Wacomの仕様と外観
One by Wacomを開封すると、こんな感じです。

色 | ブラック |
インターフェース | USB |
筆圧感知 | 2048レベル |
ショートカットキー | なし |
対応OS | Windows、MacOS、Chrome |
本体

驚くのはファンクションキーがまったくない思い切った仕様であること。
コンパクトサイズのペンタブの場合、ファンクションキーがないことはあるのですが、このサイズでファンクションキーが「0」というのは珍しいと思います。
「CLIP STUDIO TABMATE」のような「左手デバイス」を持っているのであれば特に問題はないと思いますが、それもないとするとファンクションキーがないのは少し不便かもしれません。

ペンタブの中には描きやすいように手前に向かって傾斜がついている製品もありますが、このOne by Wacomは傾斜はなくフラットです。

また裏側は鮮やかな「赤」となっていてカッコイイです。

ペン
One by Wacomのペンは持ち手がつるつるしていて、持った感じがやや硬いです。
同じワコム製品でも「Intuos」のペンは、グリップがゴムのようになっているので、持ったときに滑りにくくてしっくり来るのですが…。

ペンスタンドやペンケースは付属していませんが、タブレット本体にペンホルダーが付いているので、ここに差し込んで収納できます。

One by Wacomを使ってみた
ここからは私が実際にOne by Wacomを使ってみて感じたことを記載していきます。
線の強弱はやや荒い?
筆圧検知は2048レベルです。最近のペンタブは8192レベルのものも多く、それに比べるとスペック上は見劣りします。実際使ってみるとペンの入りと抜きがちょっと難しい感じがしました。4096レベルでは気になりませんでいたが、2048になると少しおや?となりますね。
左利きでも右利きでもOK
ファンクションキーも何もなく左右対称の形なので、特に設定等を変更することなく、右利きでも左利きでも使えます。
スマホには接続不可
本製品はスマホに接続して使うことはできません。実際に市販のアダプターを使用して、AndroidのスマホにOTG接続で使おうとしましたが、反応しませんでした。

スマホで使いたい人は要注意ね!
まとめ
- シンプルを極めたスマートなデザイン
- (ワコム製品の中では)比較的安価
- ファンクションキーがない
- スマホに対応していない
- ペンがやや持ちにくい
安心と信頼のワコム製品ではありますが、私個人としては本製品はあまり強くオススメはできません…。
「XP-Pen」や「UGEE」など、もっと安価で機能性の高い製品はたくさん存在しますので、「どうしても国内メーカーがいい!」などのこだわりがなければ、そちらも含めて検討するのが良いかと思います。
✅本記事で紹介したペンタブレット

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