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【Stable Diffusion】領域ごとにプロンプトを指定する「Regional Prompter」の使い方

[Stable Diffuson] 領域ごとに別々のプロンプトを指定する方法
この記事は約5分で読めます。
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Stable Diffusionでは、通常のプロンプトだけで「画像の左側には〇〇、右側には△△」のように領域ごとに内容を指定するのは難しいです。

ですが、「Regional Prompter」というWebUI(AUTOMATIC1111)の拡張機能を使うことで、画像の領域ごとに別々のプロンプトを適用して画像生成できるようになります。

下の画像はこの「Regional Prompter」を使って、左側に「金髪ロングヘアで白ワンピースの少女」、右側に「黒髪ショートで緑Tシャツの少女」を描いたものです。意図通りに描き分けられていますね✨

Regional Prompterを使って生成した画像

この画像はtxt2imgで生成した画像ですが、「Regional Prompter」はtxt2imgでもimg2imgでも使えます。

この記事では「Regional Prompter」の使い方や私のマンガでの実践例をご紹介します。

この記事はこんな人におすすめ
  • Stable Diffusionで画像の領域ごとにプロンプトを指定する方法を知りたい

※本記事ではAUTOMATIC1111での基本的な使い方を紹介しています。バージョンによって画面表示が異なる場合があります。

領域ごとに別々のプロンプトを指定したい事例

まず最初に「Regional Prompter」がどんなときにどう役立つのかについて、私の描いているマンガを例に説明します。

これは私が描いたラフ画で、画像の左には「ショートヘア、Tシャツ、怒り顔の少女」、右側には「ロングヘア、セーラー服、笑顔の少女」がいます。

同じ画像の中に2人の少女がいるラフ画

さて、このラフ画をimg2imgでマンガの一コマとして清書していきますが、あなたならどうしますか?

左の少女には「short hair, t-shirt, angry」、右の少女には「long hair, serafuku, smile」というプロンプトを指定したいところです。しかし、通常のプロンプトだけでは、左右のキャラクターに別々の特徴を割り当てるのは難しいです。

るん
るん

これを実現するのが拡張機能「Regional Prompter」なのです!

「Regional Prompter」は、画像を複数の領域に分割して、それぞれの領域ごとに異なるプロンプトを指定できる拡張機能です。

つまり、このケースであれば、画像を横方向に分割して、左と右のそれぞれに別々のプロンプトを指定できるというわけです。詳しい方法は次に説明しますが、こうしてimg2imgを行った結果が以下の画像です。

Regional Prompterを使って生成した画像(img2img)

左と右のそれぞれの少女で意図通りに描き分けができています。

比較のために、Regional Prompterを使わずにimg2imgを行ってみましたが、以下のように二人の少女の表情や髪型をうまく描き分けることができませんでした。

Regional Prompterを使わないケースとの比較
ラン
ラン

Regional Prompterってすごい♪

Regional Prompterの使い方

Regional Prompterの有用性をわかっていただけたところで、AUTOMATIC1111での具体的なインストール方法と使い方をご説明します。

インストール

AUTOMATIC1111の拡張機能追加画面から、Regional PrompterのGitHubリポジトリを指定してインストールします。

https://github.com/hako-mikan/sd-webui-regional-prompter

インストール後、WebUIを再起動してください。

[Stable Diffusion WebUI] 拡張機能Regional Prompterをインストール

基本の使い方

txt2imgまたはimg2imgの下の方に「Regional Prompter」という項目があります。クリックして詳細を開きましょう。

[Stable Diffusion WebUI] 拡張機能Regional Prompterの設定
ラン
ラン

わ~!設定項目がめっちゃ多い!

詳細を開くと設定する項目が多くてびっくりすると思うのですが、基本的な使い方は簡単なのでご安心を。

まず、領域をどのように分割するのか決めましょう。横方向に分割するなら「Columns」、縦方向に分割するなら「Rows」です。

Divide Ratio:次に分割の比率を指定します。デフォルトでは1:1になっていますが、別の割合にもできます。たとえば、3:7に分けたいときはそのまま「3,7」とすればいいです。順番はColumnsの場合は左から、Rowsの場合は上からです。

[Stable Diffusion WebUI] Regional Prompterの使い方(領域分割設定)

img2imgの場合は、元画像をアップロードして「visualize and make template」をクリックすると、指定した割合で画像が色分けされるのでわかりやすいです。
これを見ながら「Divide Ratio」を調整してみてください。

[Stable Diffusion WebUI] Regional Prompterの使い方(領域分割のビジュアライズ)

さて、ここでプロンプトに戻りましょう。
それぞれの領域に指定するプロンプトをどのように書けばいいのかというと、「BREAK」で区切ればいいです。こんな風にします。

プロンプトの順番はColumnsの場合は左から、Rowsの場合は上からです。

[Stable Diffusion WebUI] Regional Prompterの使い方(プロンプトの指定)

あとは、「Regional Prompter」の「Active」にチェックを入れて、画像生成すればOKです。

[Stable Diffusion WebUI] Regional Prompterの使い方(有効化)

領域共通のプロンプトも追加したい場合

背景や画質に関する指定など、すべての領域に共通して適用したいプロンプトがある場合は、最初に共通プロンプトを書き、その後をBREAKで区切ります。

[Stable Diffusion WebUI] Regional Prompterの使い方(プロンプトの指定)

そして、「Use common prompt」にチェックを入れると、最初のプロンプトが各領域に共通して適用されます。

Regional Prompterには他にもさまざまな機能があり、もっと細かく領域を分割することもできます。公式ページのマニュアルで詳しく書かれていますので、ここでは説明を割愛いたします。(というか、他の機能は私も使いこなせてません😅)

まとめ

Stable Diffusionで画像の領域ごとに別々のプロンプトを指定したいときは、「Regional Prompter」が便利です。txt2imgでもimg2imgでも利用できます。

ラン
ラン

これで画像生成がさらに楽しくなりそう♪

プロフィール
この記事を書いた人
千鳥 るん | Chidori Run

AIイラスト制作から始まり、現在はVRChat向けのワールド制作・3D素材制作を中心に発信しています。

Unity、Blender、Substance 3D、UdonSharpなどを使いながら、怪異・ホラー・不穏な空間づくりの知見をまとめています。

BOOTHショップ「狐火工房」では、VRChat向けの3Dモデルや怪異演出素材を制作中。
「怪異ワールドを作りたい人が最初に頼れる場所」を目指して、素材と知恵を少しずつ積み上げています。

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コメント

  1. […] プロンプトを領域ごとに指定するプラグインを解説 | るんるんスケッチ […]