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AI+手描きのハイブリッド!img2imgを楽しもう

はじめてのAIイラスト入門 #9

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これまでは「言葉(プロンプト)」だけから「イラスト」を作ってきました。でも中には「あまり自分で絵を描いてる感じがしない…」と物足りなさを感じている方もいるかもしれません。

そんな方にぜひ試してほしいのが、「img2img」を使った画像生成です。ラフスケッチを元にAIがイラストを仕上げてくれるので、まるで一緒にお絵描きしているような感覚に!
画像生成AIの新しい楽しみ方、始めてみませんか?

落書きがステキなイラストに大変身!?

「img2img」の解説漫画
「img2img」の解説漫画
「img2img」の解説漫画
「img2img」の解説漫画
「img2img」の解説漫画
「img2img」の解説漫画
「img2img」の解説漫画
「img2img」の解説漫画

NovelAIには画像を与えて、それを参考にして画像を生成してもらうことができます。これが「image2image」という機能です。「img2img」や「i2i」とも呼ばれます。

ということで、左のような落書きをimage2imageを使って、右のようなイラストに変身させてみました✨

いかがでしょうか?元の絵の雰囲気を残しつつ、キレイなイラストにアップグレードできていますよね😊

NovelAIのimage2image
NovelAIのimg2imgで落書きが大変身

自分の描いた絵がきれいな絵に変身していくのを楽しめることが「image2image」の魅力です。

img2imgのやり方

img2imgのやり方
  • 1
    元画像の準備

    元となる画像を準備しておきます。これは落書きレベルでも構いません。

    Img2Imgの元画像「ピースする金髪キツネ耳少女」
    元画像「ピースする金髪キツネ耳少女」
  • 2
    画像の読み込み

    プロンプト付近にある画像のアップロードボタンを押します。すると、画像を選択する画面になるので、準備した画像を選択しましょう。

    NovelAIの参照用画像を追加
    画像の読み込み

    画像を取り込んだら準備OKです。

  • 3
    プロンプトの入力

    プロンプトもできるだけ正確に入力しましょう。そうすることで、よりイメージに近い絵になります。

    NovelAIのimage2imageでプロンプトを入力
    プロンプトの入力
  • 4
    画像の生成

    画像の生成ボタンを押して画像を生成します。

    NovelAIのimage2imageで画像を生成
    画像の生成

    少し待つと画像が生成されます。

    NovelAIのimage2imageで生成した画像
    生成された画像

img2imgのポイント

img2imgのポイントは大きく2つ。プロンプト強度です。この2つのポイントをしっかり押さえておけば、いい感じの絵を生成することができるはずです。

プロンプト

img2imgは「元画像」だけでは生成できません。何らかのプロンプトを入力する必要があります。

このとき、極端な話、「1girl」というプロンプトだけでも画像生成することはできます。ただ、プロンプトはしっかり指定した方が絵のイメージに近づきます。

「画像があるんだから」と手抜きせずにしっかり適切なプロンプトを与えた方が良いです。

NovelAIのimage2imageのプロンプトのコツ
プロンプトによる生成イメージの違い

一方、あえてプロンプトをあいまいにして「遊び」を残すことでAIが生成する絵の幅を広げ、インスピレーションをふくらませるというやり方もあります。つまり、ラフ画を元にして自分が思いもよらなかったアイデアをAIに生成してもらうという方法です。

強度

img2imgで強度は最重要の設定値といってよいでしょう。
元とする画像を読み込むと「i2i」エリアに「強度」という設定値が現れます。

NovelAIのimage2imageの「強度」設定
強度の設定画面

「強度」は「元画像からどれだけ変化させるか」の度合いを意味します。
値が小さければ元画像に近い絵が生成され、大きくするほど元画像から離れたイメージの絵が生成されます

強度の値は0.01から0.99の範囲です(初期値は0.7)。スライダーを動かして設定すると0.01刻みですが、直接入力すればいくらでも細かく設定できます。

下の画像は、「強度の大きさ」により生成される画像の違いを示したものです。強度が大きくなるほど、元画像からだんだん離れていくのがわかりますね。

NovelAIのimage2imageで「強度」の比較

基本的には初期値である0.7を基準として、好みの絵になるように値を調整するといいと思います。

らん
らん

「img2img」のやり方がなんとなくわかりました!


「img2img」では、“自分で絵を描いている感覚”を楽しめるのが大きな魅力です。AIの能力は非常に優れているため、マウスで描いたラフな落書きでも、美しいイラストに仕上げることができます。

とはいえ、より本格的に“お絵描き感”を味わいたいなら、「ペンタブレット」はやはり欠かせません!

次回はいよいよ最終回。AIイラストをもっと楽しむための「ペンタブレットの選び方」についてご紹介します。どうぞお楽しみに♪

👇第10回:img2imgをもっと楽しむ!おすすめペンタブを一挙紹介

プロフィール
この記事を書いた人
千鳥 るん | Chidori Run

AIイラスト・AIマンガ創作のノウハウを発信しています。もともとはIT企業で働いていたエンジニアです(現在は独立)。大学生の頃から趣味でイラストを描いていましたが、仕事が忙しくなり一旦筆を置きました…が、2022年に「NovelAI」と出会ってお絵描きへの情熱を取り戻しました!

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