デジタルイラストに必須の「ペンタブレット」。
ここ最近はStable DiffusionやNovelAIなどの「AIイラスト」を始める人も増えてきましたが、自分で下絵を描いたり、生成した画像を微修正するときに、ペンタブレットはとても役立ちます。

ペンタブレットに興味あるけど、製品多すぎ!
と困っている方のために、初心者におすすめのペンタブレットを、私が実際に使ってみて徹底レビューします🔍
この記事でご紹介するのは「Artisul M0610Pro」です♪
それでは、いってみましょう!

Artisulってどんなメーカー?
Artisulを手がけているのは、台湾に拠点を置くUC-Logic社。20年以上にわたり、ペン入力技術や描画タブレットの開発を続けてきた老舗メーカーで、これまで多くの製品を他社向けにOEM提供してきた実績があります。Artisulは、そんなUC-Logicが初めて自社ブランドとして立ち上げたペンタブレットシリーズです。
設計はサンフランシスコ、製造は台湾と、グローバルな視点で開発された製品は、映画やアニメ、ファッション、ファインアートなど、幅広い分野のクリエイターからも支持されています。
Artisul M0610Proの仕様と外観
Artisul M0610Proを開封すると、こんな感じです。


色 | ブラック |
外形寸法 | 約35.0×20.8×0.9cm ※公式仕様 |
重さ | 540g ※公式仕様 |
インターフェース | USB |
筆圧感知 | 8192レベル |
ショートカットキー | 7個+リングホイール |
対応OS | Windows、MacOS、Android |
本体
10インチなのでしっかり広いです。第一印象で特徴的なのは「LED」と「リングホイール」でしょうか。

サイズはA4よりも幅が少し大きいくらいです。
作業領域(ペンを認識するエリア)は「10×6.3インチ」で、「6インチ」クラスのペンタブと比較するとかなり広々としています。

ファンクションキーは本体のサイドに8個ありますが、カスタマイズできるのは7個です。触っただけでキーを識別できるように表面に「ぽっち」の加工がしてあります。
一番下のキーがユニークなのですが、これはLEDライトを点灯させるためのキーです。
このキーを押すたびに、「単色発光モード」→「カラフルモード」→「消灯モード」と切り替わります。

お、よく見ると「キーの間」にライトが!

リングホイールの外周もライトになってます💡

最近ではPCケースを透明にして、中の部品を発光させるおしゃれなPCも流行っていますよね。
そのようなおしゃれにこだわりたい人には楽しい機能だと思います。少なくとも私がレビューした10数個のペンタブの中でLEDがおしゃれに光るのはこの製品だけです。
ペン
ペンにはボタンは2つです。ちょうどペンを握ったときに人差し指が来るあたりについています。グリップ部分はゴムなどはなくてツルツルした感触です。

ペンスタンドはありませんが、フェルト製のペンケースが付属しています。持ち歩くときに便利ですね。

Artisul M0610Proを使ってみた
ここからは私が実際にArtisul M0610Proを使ってみて感じたことを記載していきます。
線にしっかり強弱がつけられる
筆圧は8192レベルで検知できるので、線にしっかり強弱もつけられます。
左利きでも右利きでもOK
デフォルト設定ではファンクションキーが左側になる「右利き用」ですが、ドライバで作業領域を180度回転させる設定を行って、ペンタブも180度回転させれば「左利き用」としても利用できます。
USBケーブルは取り外して、向きを付け替えられるようになっているので、ケーブルが邪魔になることもありません。

スマホ/タブレット(Android端末)で使える
付属のアダプターを使えば、Androidのスマホやタブレットに接続して使うことができます。
スマホ接続時、ペンタブ本体は横置きで使います。

ペンタブには、スマホ接続時にペンタブ本体を「横置き」で使う製品と「縦置き」で使う製品があります。
「10インチ」サイズのペンタブだと、「横置き」での作業エリアがスマホ画面とほぼ同じになるので、この製品のように「横置き」タイプが感覚的にも使いやすいです。

ファンクションキーも便利
本体にはカスタマイズ可能なファンクションキーが7個とリングホイールがあります。
リングホイールはズームイン・ズームアウトに便利です。ホイールの感触はなめらかにくるくる回るというよりは、カチカチカチ…という感じで回ります。

まとめ
本製品のユニークなポイントは、「リングホイール」と「LED発光モード」だと思います。
特に「LED発光モード」は、ライトの色や明るさまで調整できるというこだわりっぷりが素敵です。
- LEDがおしゃれに発光する
- リングホイールでズームイン・ズームアウトが便利
- ファンクションキーが多め
- 右利きでも左利きでもOK
- ファンクションキーがちょっと固め
✅本記事で紹介したペンタブレット
コメント