スマホでもアニメ系のAIイラストを生成したいな♪
では、スマホアプリ版「にじジャーニー」はいかがでしょう?
最近、スマホで楽しめるAIイラストアプリが続々とリリースされていますね。
画像生成AIサービスの老舗である「にじジャーニー」も、2023年10月にスマホアプリをリリースしました。
「にじジャーニー」は「ディスコード」というチャットアプリを使って画像を生成するのですが、スマホの場合、それは必ずしも使いやすいとは言えませんでした。
今回リリースされたスマホアプリ版「にじジャーニー」は格段に使いやすさがアップしています。
本記事では、スマホアプリ版「にじジャーニー」の使い方や料金プランについて、AIイラスト初心者の人にもわかりやすいように解説します。
ちょっとわかりにくい「料金プラン」も丁寧に解説♪
「にじジャーニー」とは
「にじジャーニー」は二次元アニメが得意な画像生成AI
「にじジャーニー(niji journey)」は、近年話題の「画像生成AIサービス」のひとつです。
その特徴は、「にじジャーニー」の名前の通り、「二次元」のアニメ風イラストに特化していることです。
「にじジャーニー」は、AIイラストのさきがけとなった「Midjourney」をベースにしています。写実的な絵が得意なMidjourneyに対して、アニメ風の絵が得意とするのが「にじジャーニー」なのです。
にじジャーニーのスマホアプリが登場
にじジャーニーは「ディスコード」というチャットサービス内で画像を生成するわけですが、ディスコードに慣れていない人にとっては少し使いにくい印象です。
また、スマホからでも使えるのですが、「ディスコード」のアプリを使って画像生成を行うので、基本的な使い勝手はパソコン版と変わりませんでした。
そんな中、2023年10月にスマホアプリ版(Android/iOS)の「にじジャーニー」が登場。スマホの利用シーンを考慮して、使い勝手を大きく向上させています。
詳しくは後で述べますが、ディスコードの「にじジャーニー」のアカウントとも連携可能です。
「にじジャーニー」アプリでできること
にじジャーニーのアプリの使い方はとてもシンプルです。
アプリを開くと、下部の方に入力ボックスがあります。
まず、ここに「どんな絵を描きたいか」を言葉で入力します。日本語でOKなので、とても使いやすいですね。そして、好みの絵のタッチなどを選択して生成ボタンを押します。
そして、30秒ほど待つと画像が4枚生成されます。
試しに「女の子、黒髪、ショートヘア、着物、笑顔、公園、紅葉」で絵を生成してみると、こんな画像が生成できました。とってもかわいらしいですね😊
「どんな絵を描きたいか」は、上記のように単語区切りで並べてもいいですし、文章でもOKです。
「日本刀を構えた巫女が深夜の神社で妖怪と戦っている」という絵を生成してみるとこんな感じです。
確かにそれっぽい雰囲気が出てますよね👌
にじジャーニーのアプリでは、このようにシンプルな使い方でクオリティの高いイラストを生成することができるのです🎨
料金プラン
確かに楽しそうだけど、おいくらですか…?
2023年10月現在、スマホアプリ版「にじジャーニー」は20回の無料生成ができます。
無料生成を使い切った後は、サブスクリプションを契約することで使うことができます。
このサブスクリプション契約は、ディスコード版と共有になっています。そして「ディスコード版」と「スマホアプリ版」で契約プランが少し異なるため、ややこしく感じるかもしれません。
じっくりと説明していきます
初回ユーザーは20回まで無料
初回ユーザーは無料で20回まで画像生成できます。
20回だとあっという間に終わってしまうと思いますので、本当にお試しという感じですね。
この無料生成で遊んでみて気に入ったら「プラン契約」してみましょう。
にじジャーニーの詳しい遊び方は本記事の「にじジャーニーの使い方」をご覧ください。
サブスクリプション契約
20回の無料生成を使い切った後も継続して使いたい場合は、サブスクリプション契約が必要になります。
その際、大きく2つのパターンがあります。
a. ディスコード版の「にじジャーニー」または「Midjourney」のアカウントを持っていて、サブスクリプション契約をしている人→「ディスコード版の契約を共有する」
b. 今回はじめてスマホアプリで「にじジャーニー」を使ったという人→「新たに契約する」
a. ディスコード版の契約を共有する
ディスコード版の「にじジャーニー」または「Midjourney」を使っていて、料金プランを契約している場合には、スマホアプリ版「にじジャーニー」のために新たにプラン契約する必要はありません。
次の手順に従って、ディスコード版のアカウントをスマホアプリにバインド(関連付け)すればOKです。
①下部のメニューの「You」をタップします。
②「アカウントをバインドする」をタップします。
③「Discordでサインイン」をタップします。
④にじジャーニーまたはMidjourneyを契約しているDiscordアカウントのメールアドレスとパスワードを入力してログインします。
⑤「このログインの既存のアカウントが見つかりました。切り替えますか?」というメッセージが表示されるので「OK」をタップします。
⑥これでディスコードのアカウントと関連付けされたため、そちらの契約でのコスト(生成時間)を消費して画像生成できるようになります。
無料生成の場合は、「回数」単位でコストを消費していましたが、ディスコード版のアカウントをバインドした後は、ディスコード版の消費コストの考え方に従って「時間」単位でコストを消費していきます。
確認のため、スマホアプリ版「にじジャーニー」で画像を1回生成してみると、ディスコード版アカウントの残り時間が0.85分ほど減りました。
b. 新たに契約する
現在、ディスコード版「にじジャーニー」または「Midjourney」のプラン契約をしていないという人は、新たにサブスクリプション契約をすることになりますが、そのとき2つの選択肢があります。
b-1. スマホアプリ版「にじジャーニー」の料金プランで契約する
b-2. ディスコード版「にじジャーニー」の料金プランで契約して、スマホアプリ版にアカウントをバインドする
スマホアプリから契約してもディスコードから契約しても、プランは共有できるということがポイントです。ただし、両者は用意されているプランが少し異なりますので、どちらがいいか吟味しましょう。
つまり、1つのサブスク契約で「スマホアプリ版」も「ディスコード版」も使えるってことね💡
b-1. スマホアプリ版「にじジャーニー」の料金プランで契約する
スマホアプリの「サブスクライブ」から好みのプランを選択して、サブスクリプション契約することができます。
ミニ | 740円/月 | ・月に80分まで生成可能 |
ベーシック | 1460円/月 | ・月に200分まで生成可能 |
スタンダード | 4390円/月 | ・月に15時間まで生成可能 ・低速モードなら無制限で生成可能 |
プロ | 8800円/月 | ・月に30時間まで生成可能 ・低速モードなら無制限で生成可能 |
ディスコード版でも「にじジャーニー」が使いたくなったら、「アカウントをバインド」すればOKです。「ディスコード版の契約を共有する」を参照してください。
b-2. ディスコード版「にじジャーニー」の料金プランで契約して、スマホアプリ版にアカウントをバインドする
「ディスコード版の契約を共有する」を使う方法です。
スマホアプリ限定である「ミニ」プランはありませんが、「メガ」プランがあります。
ベーシック | 10ドル(約1500円) | ・月に200分まで生成可能 |
スタンダード | 30ドル(約4500円) | ・月に15時間まで生成可能 ・低速モードなら無制限で生成可能 |
プロ | 60ドル(約9000円) | ・月に30時間まで生成可能 ・低速モードなら無制限で生成可能 |
メガ | 120ドル(約18000円) | ・月に60時間まで生成可能 ・低速モードなら無制限で生成可能 |
「にじジャーニー」の使い方
まずは、ストアからアプリをダウンロード&インストールしましょう。
はじめる
①「はじめに」をタップします。
②サービス利用規約とプライバシーポリシーに同意して「OK」
③初回では20回分の無料クレジットが付与されています。
早速、画像を生成してみましょう!
画像を生成する
①下のボックスにどんな絵を描きたいのかを入力します。入力は日本語でOKです。
文章でもいいですし、単語をカンマ区切りで並べていってもOK。
ちなみに、この「どんな絵を描きたいかを指示する言葉」のことを「プロンプト」と言います。
たとえば、「女の子、前髪パッツン、黒髪、着物、公園、ベンチに座る、紅葉」という感じです。
プロンプトを日本語で入力すると、内部で英語に翻訳してからAIを動かしているようです。
そのため、あまり使われないような日本語はうまく英語に訳されず、結果として絵にイマイチ反映できないことがあります。
たとえば、「前髪パッツン」という日本語を正しく訳すと「blunt bangs」なのですが、にじジャーニーで翻訳された英語を見ると単に「bangs」(前髪)となっています。
細かく生成結果をコントロールしたいなら、プロンプトは英語で指定した方がよいかもしれません。
役立つプロンプトに関しては以下の記事を参考にしてください。
NovelAI・Stable Diffusionと書いてありますが、にじジャーニーでも使えます。
②次に、イラストのモデルとスタイルを指定していきます。
③「モデル」については、アニメ系の絵がよければ「にじジャーニーV5」でOKです。
ウェイトのスタイル化はそのまま(「中」)でいきましょう。
④ポイントは「スタイル」です。この選択によって、絵のタッチが変わってきます。
デフォルト | 最もクリエイティブなスタイルで、幅広い言葉を無限に解釈可能。 |
表現力豊か | 西洋の影響を受けたスタイリッシュでシックな外観。 |
キュート | 優しい画像を生み出すキュートな癒し系スタイル。 |
風光明媚 | 力強くダイナミックなライティングで、大胆で映画のワンシーンように。 |
オリジナル | 萌え系のルックにヒップなファッションセンスをプラス。 |
どんなスタイルがいいのかよくわからないという人のために「スタイル診断」があります。
5枚の画像の中からお気に入りの絵を選んでいくと、最終的に好みのスタイルを診断してくれます。スタイルに迷ったらこの診断を利用するのもいいでしょう。
⑤⑥次は画像のアスペクト比を選択していきます。
「縦長(3:4)」「風景(3:2)」「スマートフォンの壁紙(9:16)」「正方形(1:1)」「ポートレート(2:3)」「壁紙(16:9)」の6パターンから選択することができます。
⑦ではいよいよ画像を生成しましょう。「魔法の杖」のマークをタップします。
同時に4枚の画像が生成されます。生成には30秒~1分くらいかかります。
ながめていると、ぼやっとした画像からじわじわと画像が生成されていく様子がわかります。
この生成で1回分の無料生成回数を消費します。
4枚の画像が生成されます。各画像をタップすると1枚ずつ拡大して閲覧したり、ダウンロードやシェアすることができます。
無料生成を使い切ったら
無料生成を使い切った後はプラン契約する必要があります。
本記事内の「料金プラン」を参考に最適なプランを選んでみてください。
作例
「にじジャーニー」のアプリを利用した作例をいくつか紹介します。
「甲冑を着た女戦士が火を吐く恐ろしいドラゴンと大きな剣で戦っている」
「神社の石段に座る二人の女の子」
「かわいい、魔女、バイク、虹の橋、ウインク、花びら」
「浴衣姿の二人の女の子が夏祭りを楽しんでいる」
「サンドイッチを食べる女子高生」
まとめ
スマホアプリ版「にじジャーニー」は、ディスコード版の「にじジャーニー」と比べて、スマホでの操作が格段にやりやすくなっています。
プロンプトを入力するのも楽ですし、スタイルやアスペクト比の指定も簡単です。
また、生成した画像の閲覧やダウンロードがとてもやりやすくなってます。
「にじジャーニー」が生み出すクオリティの高いAIイラストをスマホで存分に楽しめるでしょう。
イラストライフがますます楽しくなりそう✨
スマホでいつでもどこでもAIイラストを楽しんじゃいましょ♪
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