画像生成AI「SeaArt」の始め方を解説

最近話題の「画像生成AI」。SNSやブログで「AIが描いたイラスト」や「プロンプト（呪文）で絵が作れる」なんて話を見かけたことはありませんか？

でも、「難しそう…」「英語ばかりでよくわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、初心者でもすぐに使える画像生成AIサービス「SeaArt」の始め方をやさしく解説します。

この記事を読むと、このようなAIイラストをすぐに作って遊べるようになりますよ。

アカウント登録から実際の画像生成まで、ステップごとに紹介するので、これから始めたい方はぜひ参考にしてみてください！

「SeaArt」とは？

「SeaArt（シーアート）」は、Stable DiffusionというAI技術を使った画像生成サービスです。
ブラウザで利用でき、特別なソフトのインストールは不要。スマホでも使えます。

SeaArtの主な特徴

• アカウント登録だけですぐ使える
• 毎日無料のクレジット（画像生成するためのポイント）がもらえる
• たんさんのAIモデルが選べるので、いろいろなスタイル（絵柄）で絵を生成できる
• 日本語にも対応している

SeaArtの始め方

Step1：SeaArtの公式サイトにアクセス

以下のURLからSeaArtの公式サイトにアクセスします。
👉 https://www.seaart.ai/

SeaArtはパソコンでもスマホでも利用可能ですが、操作しやすさからパソコンをおすすめします。

Step2：アカウントを登録する

右上の「ログイン」ボタンをクリックすると、アカウント登録方法の選択肢が出てきます。

GoogleなどのSNSアカウントでログインするのが簡単でおすすめですが、お好きな方法でログイン/登録してOKです。

次にそれぞれに合わせたコンテンツをおすすめするためのアンケートに答えていきます。

最後にVIP版のトライアルの広告が表示されますが、右上のクローズボタンで閉じて構いません。

これでSeaArtにログインできました。

Step3：画像を生成する前に｜画像生成に必要な「スタミナ」

SeaArtでは、画像を生成するときに「スタミナ」というポイントを消費します。

無料ユーザーの場合、スタミナは毎日150まで自動的に補充されます（日本時間で午前9時）。
つまり、「スタミナ」は日々使い切ることを前提とした消耗リソースということですね。

Step4：画像を生成する

上部の「作成」から画像生成を開始できます。

色々と設定項目がありますが、基本的には

• 「モデル」：使用するAIモデル（モデルによって絵柄が変わる）
• 「画像設定」：生成する画像の大きさと縦横比
• 「画像数」：一度に生成する画像の枚数
• 「プロンプト」：どんな画像を生成したいかという指示

だけで大丈夫です。これらはどの順番で設定しても構いませんが、以下ではモデル→画像設定→画像数→プロンプトの順番で説明します。

モデルの選択

「モデル」を選びましょう。これによって絵柄が変わります。

モデルをクリックすると、さまざまなモデルが表示されるので、ピンと来たモデルを選べばOKです。ここでは「MeinaMix」というモデルを選択します。

アニメ系のモデル選びについてはこちらの記事もご参考にどうぞ！

モデルがセットされました。

画像設定

画像の縦横比を設定します。

画像数

一度に何枚の絵を生成するかを選びます。多く作るほどスタミナを消費するので、始めは1枚ずつ作る方がいいと思います。（まとめて生成した方がお得ということもありません）

プロンプトを入力

ここが一番大切で難しいポイントです。

SeaArtは、描きたい絵を言葉（テキスト）で入力して生成します。テキスト(text)から絵(image)を生成するので、これを「Txt2Img（テキスト to イメージ)」といいます。

また、このときの「描いてほしい絵を説明する言葉」のことを「プロンプト」といいます。
SeaArtは日本語にも対応しているので、プロンプトは日本語で書いてもOKです。

まず、描きたいものを頭の中に思い浮かべましょう。あなたの妄想力が試されます😊

思い浮かんだら、それを言葉で表します。

そこから、キーになりそうな単語を抜き出して並べます。

プロンプトは前にある単語ほど画像生成時に優先される傾向にあるので、重要な順に単語を並べ替えます。キャラクターが主題となる絵であれば「女の子」や「男性」など性別から書き始めるのが一般的です。

このような考え方はプロンプトが複雑になっても基本的には同じです。

画像を生成する

ここまでできたらいよいよ画像を生成してみましょう。プロンプトの横にある「創作」ボタンをクリックすると、画像の生成が始まります。

画像生成は数秒ほどです。

画像が生成されました！

生成された画像をクリックすると拡大して確認できます。また、ダウンロードしてPCに保存することもできます。

Step5：生成した画像を見直す

生成された画像をじっくり鑑賞してみましょう。

プロンプトがうまく反映されない？

もしかするとプロンプト通りの画像が生成されていないかもしれません。もちろんいつもプロンプト通りにいくとは限らないのですが、「金髪」のようなシンプルなプロンプトが無視されてしまっていたら、日本語で入力していることが原因の可能性が高いです。

SeaArtは「Stable Diffusion」という画像生成AIを使ったサービスなのですが、この「Stable Diffusion」のプロンプトは基本的には英語です。SeaArtではプロンプトを日本語で入力できますが、おそらくその日本語プロンプトをSeaArtが裏で英語翻訳してStable Diffusionに入力していると思われます。

実際、先ほど生成した画像のプロンプト横にある「翻訳」ボタンをクリックしてプロンプトの単語を英訳すると、「女の子、金髪、学校の制服、座っている、ベンチ、公園」は「girl、 Gold、school uniform、is sitting、 bench、garden」と翻訳されます。おそらくこれが実際に画像生成に使われたプロンプトだと思われます。

試しに、プロンプトの「Gold」を「blonde hair」に変えて、「girl、 blonde hair、school uniform、is sitting、 bench、garden」というプロンプトで生成すると意図通りに「金髪」になりました。

プロンプトは英語の方が精度が高い

この事例でもおわかりの通り、プロンプトは英語の方が精度が高くなります。もともとStable Diffusionが英語のデータセットで学習されているためです。

実はStable Diffusionでアニメ系の画像を生成する場合には、お決まりの英語フレーズがあります。
たとえば「前髪パッツン」なら「blunt bangs」、「ニヤッとした笑顔」なら「grin」といった具合です。

当サイトではよく使う定番のフレーズを画像付きでまとめていますので、こちらを辞書代わりに使っていただければと思います。

Step6：プロンプトを修正して再生成

生成された絵を見ているうちに、「ここはもっとこうした方がいいな💡」というインスピレーションがわいてくることでしょう。そうしたら、プロンプトを修正しましょう。

たとえば、

• 制服と言ってもブレザーとセーラー服があるけど、セーラー服の方がいいな
• セーラー服なら黒髪にショートの方が似合うかな？
• 笑顔の表情にしたいな😊

などなどです。

過去に入力したプロンプトは、履歴のプロンプト右にある「⬆（プロンプトを再利用）」ボタンをクリックして使い回すことができます。

ここでは、プロンプトを次のように修正しました。

「再生成」で何度もチャレンジ

1回の生成でイメージ通りの絵ができることはおそらくありません。
同じプロンプトでも生成するたびに違う絵が生成されるので、何度も試してみましょう。

まとめ

SeaArtは、初心者でも無料で気軽に始められる画像生成AIサービスです。
アカウント登録するだけで、すぐに使い始めることができます。日本語でプロンプトを入力することもできるので、画像生成に慣れていない人でもすぐにAIイラストを作れます。

「画像生成AIに興味があるけど、どこから始めていいか分からない…」という方は、まずSeaArtを触ってみるのが近道です！
あなたのアイデアを、AIが美しいイラストにしてくれますよ✨

✅プロンプトのことをもっと詳しく知りたい人はこちらの記事もどうぞ

✅他の画像生成AIサービスも試してみたい人は「NovelAI」や「Image Creator」がおすすめです！