※本記事の掲載画像や各タグの使用感は、主にNovelAI Diffusion V3で検証したものです。現在のモデルでは生成結果が異なる場合があります。
NovelAIで使える様々な画材
水彩、パステル、マーカー、色鉛筆、…世の中には数多くの「画材」があります。それぞれに特徴があり、この画材の持つ個性が絵に彩りを与え「画風」を生み出します。
NovelAIでも、画材を表す呪文(プロンプト)を使うことで、イラストにその画材のタッチを加えることが可能です。
NovelAI Diffusion V5では、日本語の自然な文章をそのままプロンプトとして入力できます。「水彩画風」「色鉛筆で描いたようなタッチ」のように日本語で指定することもできます。一方、従来のタグ形式も引き続き利用できます。
本記事では、私が実際に試してみた画風呪文をご紹介します🖌️



画風呪文を使うときのポイント
それぞれの画材の紹介に入る前に、重要なポイントをお伝えしておきます。このポイントを抑えておかないと、なかなか思い通りのタッチにならないかもしれません。
画材の効果は「強調タグ」で調整
画材呪文の種類やプロンプトの組み合わせなどによっては、効果が現れにくい場合があります。
たとえば、下のイラストは「watercolor(medium)」という「水彩絵具」のプロンプトを使っていますが、あまり水彩画っぽさは感じませんよね?

このようなときは、強調タグ({ })を使って呪文をしっかり強調しましょう。
このイラストの場合は、強調タグを5個ほど重ねると水彩画っぽさが現れてきました。


効果が弱い場合は、強調を調整してみるのも方法のひとつです!
✅参考記事
>> 【NovelAI】呪文の{強調}と[弱化]はAIイラスト上達に必須!
画材呪文の一覧
ここからは個別の画材呪文(タグ)を紹介していきます。画材によって「ふんわり系」「かっちり系」「モノクロ系」と分けてみました。
ふんわり系の画材
まずはふんわりとした表現に適した画材についてご紹介!アナログの優しいタッチを出したいときにピッタリです。
水彩絵具:watercolor (medium)

水彩絵具は水溶性の絵具で、比較的低価格で購入できるので、幅広い年齢層に親しまれています。小学生の頃などに使った人も多いのではないでしょうか。水彩画は淡く繊細な色彩表現ができることが魅力で、一般的には自然や風景などの柔らかい表現に向いています。
V3で検証した範囲では、watercolor (medium)は比較的画材の特徴が現れやすいタグでした。
色鉛筆:colored pencil (medium)

色鉛筆は、もっとも手軽に使える画材の1つです。
価格もリーズナブルで、子どもはもちろん、大人の塗り絵などでも使われたりしています。
色を塗り重ねることもでき、奥の深い画材とも言えます。
水彩色鉛筆:watercolor pencil (medium)

「色鉛筆」には「油彩色鉛筆」と「水彩色鉛筆」の2種類があります(ほとんどは油性色鉛筆です)。
水彩色鉛筆は、水彩絵具のように水で溶かすことの出来る水溶性の色鉛筆で、グラデーションやぼかしの表現が可能です。一般的な色鉛筆と同じように鉛筆タイプなのに、手軽に水彩画のような味わいを楽しめるのが魅力です。
V3での検証では、水彩色鉛筆らしいタッチが比較的現れやすい結果になりました。
コピック:copic painting

「コピック」はイラストマーカーの一種で、イラストやマンガなどでよく使われている画材です。
コピックで描いたイラストは発色が鮮やかで、濃淡を表現することもできるので、立体感や陰影を描くことも可能です。輪郭線をはっきりと強調することができ、広い面積も塗りやすいという利点があります。
かっちり系の画材
次は、メリハリをつけてかっちりとした表現ができる画材について紹介します。
アクリル絵の具:acrylic paint (medium)

アクリル絵具は、水彩絵具のように水で溶かして手軽に使用できる画材です。
使い方次第で、水彩絵具のように「にじませた表現」も、油絵具のような「重ね塗りの表現」も可能です。
私はあまりアナログ画材に詳しくないので、NovelAIで「アクリル絵具らしさ」が出ているかどうかよくわからないのが正直なところですが、水彩絵具ともオイルペイントとも違う表現にはなっているようです。
油彩絵具:oil painting (medium)

油彩絵具は、オイル(油)と顔料を混ぜた絵具で、油絵に使用される画材です。美術の王道とも言える画材かもしれません。
乾燥が早い水彩絵具やアクリル絵具とは異なり、乾くまでに相当の時間がかかるため、時間をかけて描き込んだり、層を重ねたりできます。重厚な表現が魅力です。
V3での検証では、oil painting (medium)によって厚みのある油彩風の表現になりました。
ガッシュ:gouache (medium)

ガッシュは、水彩絵具の一種で「不透明水彩」と呼ばれます。
「透明水彩」が淡くぼかしたりにじませたりできるのに対して、「不透明水彩(ガッシュ)」は油彩絵具のように重ね塗りすることができます。重厚感を出せることが特徴です。
浮世絵:ukiyo-e

少し変わり種の画風として使えるのが「浮世絵(ukiyo-e)」です。
「浮世絵」は、江戸時代に流行した風俗画のことで、当時人気の役者や風景などが描かれました。有名な浮世絵師には「東洲斎写楽」や「葛飾北斎」「歌川広重」などがいます。
モノクロ系の画材
最後はモノクロ系の画材です。カラーとして呪文を使うこともできますが、モノクロの方が画材の良さを活かせるのではないかと私は思っています。
モノクロ(白黒)にするために、それぞれの画材呪文と合わせて、monochromeやgreyscaleといったタグも併用すると良いです。
鉛筆:graphite (medium)

鉛筆で描くイラストはアナログ独特の味があります。
軽いタッチで描くことができるので、細かい線や陰の表現が得意です。また、モノクロのグラデーションは絵に落ち着いた印象を与えます。
消しゴムで消せるので、修正が簡単というのも気軽に楽しめる理由でしょう。
V3では、鉛筆画のタッチを表現するタグとしてgraphite (medium)が有効でした。
またsketchというタグも合わせて使うと、まるでスケッチブックに走り書きしたような味わいのイラストになりました。
ボールペン:ballpoint pen (medium)

ボールペンは文字を書く筆記具という印象が強いかもしれませんが、画材としても使うことができます。「ボールペンイラスト」の本も色々出版されています。
シンプルなキャラクターなどを描くことが多いようですが、技術を磨いていくと緻密なイラストも描けるようになります。
V3ではballpoint pen (medium)を使うことで、ボールペン風のタッチを表現できました。monochromeをつけてモノクロにした方がよりボールペン感が出ると思います。ぱっと見、鉛筆画に似ていますが、ボールペンの方がより輪郭がはっきりしている印象です。
ミリペン:millipen (medium)

ミリペンは漫画のペン入れや製図などに使われる極細のサインペンです。一定の線幅を引くことができます。
V3での検証では、ボールペンとの違いはあまり大きく感じませんでした。
インク:ink (medium)

万年筆インクは本来筆記具というイメージですが、画材としても人気があります。
NovelAI V3では ink (medium) という呪文で表現することができ、強調していくとアナログ独特の味わいが生まれます。個人的にはインクがほとばしるようなもっと荒々しいタッチを期待していましたが、キレイにまとまりのあるタッチになるようです。
画風呪文で新しい彩りを!
NovelAIでは、画材や画風もプロンプトで指定できます。V5では「水彩画風」「鉛筆で描いたスケッチのように」と日本語で伝えることもでき、従来のタグ形式も引き続き利用できます。
「どんなタッチの絵にしたいか」を考えるときには、実際の画材の名前を知っていることも役立ちます。本記事の画材一覧も、表現のアイデアを探すための辞典として活用してみてください。

普段と違うタッチで描きたくなったら、ぜひ「画風呪文」をお試しください♪
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