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【NovelAI】呪文の{強調}と[弱化]はAIイラスト上達に必須!

【NovelAI】呪文の強調と弱化
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呪文の効果を強めたり弱めたり

タグの強調と弱化

るん
るん

呪文の中のある要素だけを強めたり弱めたりできます♪

NovelAIで指定する呪文(タグ)は、その要素の効果を強めたり弱めたりすることができます。これがいわゆるタグの「強調」と「弱化」です。

例えば、雨の情景を描写するためにrainというタグを使うケースを考えます。これは文字通り、を表わしているのですが、雨と一言でいっても、小雨もあればどしゃ降りもありますよね。雨の程度を形容詞で「light rain」「heavy rain」などと表してもいいのでしょうが、少し面倒ですし、微調整ができません。そこで便利なのがrainというタグの効果を強調・弱化する方法です。

NovelAIでは、強調するにはタグを{ }で、弱化するにはタグを[ ]で囲みます

NovelAIでの強調と弱化
NovelAIでの強調と弱化

ネットでNovelAIの呪文を調べていると、タグを( )で囲って強調しているケースを見かけますが、( )はStable Diffusionという別の画像生成AIの強調方法です。NovelAIでは( )で囲んでも強調の効果はありません。NovelAIで強調したいときは{ }で囲みましょう。

強調・弱化の重ねがけ

強調{ }も弱化[ ]も、以下のように複数重ねて使用することができます。

{{{{{rain}}}}}}

ひとつの{}ごとに効果が1.05倍され、ひとつの[]ごとに効果が1.05分の1になります。上記のように{}を5個重ねた場合は、

1.05×1.05×1.05×1.05×1.05≒1.28

ということで、約1.28倍の効果になるということです。このように効果を計算することはできますが、「1.28倍の効果」というのが一体どんなものなのかピンとこないのが正直なところでしょう。なので、実際には、
①{ }や[ ]を適当に重ねがけしてイラスト生成
②結果を見て{ }[ ]を増やすor減らして再びイラスト生成
というのを何度か繰り返しながら調整することになると思います。

NovelAIでの強調と弱化の重ねがけ
強調と弱化の重ねがけ

{ }や[ ]をいくつも重ねた場合、閉じカッコ } ] をいくつ書けばいいのか数えるのが面倒になるときがあります。こんなときに少し便利なワザとして「強調or弱化したいタグを最後に書けば、閉じカッコを省略できる」ということを覚えておくといいかもしれません。
つまり、下記のような書き方ができるということです。

girl, blonde hair,long hair,green eyes, light smile,{{{{{{rain

「感情」を強調・弱化する

この強調と弱化は、なかなか万能で「表情」に対しても有効です。

例えば、泣き顔の女性のイラストを描きたいと思ったとき、cryingというタグをつけて生成すると、このようになります。

【NovelAI】crying(泣き顔)
crying

これはちょっと泣きすぎでしょうと思った場合は[]を使ってcryingの効果を弱めます。[crying]だと効果が薄かったので、[[[[[crying]]]]]としたイラストがこちらです。

【NovelAI】cryingを弱化
[[[[[crying]]]]]

逆にもっと大泣きさせたいんだという場合は{}を使ってcryingの効果を強めます。cryingの場合は、強調の効果がかなり強めに出るらしく、{}がひとつだけでも大泣き効果がありました。({}を重ねすぎると、恐怖を感じるくらいギャン泣きしてしまう😅)

【NovelAI】cryingを強調
{crying}
るん
るん

{}や[]をいくつ重ねるかはケースバイケース!
試行錯誤していいバランスを見つけましょう

「画風」を強調する

flat colorというタグをつけると彩色が平面的(フラット)になります。このような画風に関するタグも{ }で強調することができます。

このイラストにflat colorというタグをつけて平面的にしていきましょう。

NovelAIで生成した紅葉の中の着物女性
flat colorにする前

{ }をひとつずつ増やしていくと、平面的な感じがだんだんと強調されていくのがわかりますね。

flat colorを強調して絵柄を変化
flat colorを強調して絵柄を変化

強調・弱化で絵を調整!

強調と弱化をうまく使うことで思い通りのイラストに近づけていくことができます。描いたイラストの「この要素がちょっと強いな(弱いな)」と思ったら、{ }や[ ] で効果を調整してみましょう。

るん
るん

強調・弱化をうまく使うことがAIイラスト上達のコツ♪

プロフィール
この記事を書いた人
千鳥 るん | Chidori Run

画像生成AIで思い通りのイラストを描くためのノウハウを試行錯誤で模索しています。IT企業でAI戦略に関わっていたこともあるAIエンジニアです。大学生の頃から趣味でイラストを描いていましたが、仕事が忙しくなり一旦筆を置きました。最近、NovelAIと出会ってまたお絵描きへの情熱を取り戻しています。

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