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【Stable Diffusion】色あせた絵をVAEで鮮やかに!導入方法と使い方を解説

【Stable Diffusion】色あせた絵をVAEで鮮やかに!導入方法と使い方を解説
この記事は約6分で読めます。
らん
らん

生成した絵が色あせて見えるんだよね…

るん
るん

そんなときはVAEの出番かも💡

Stable Diffusionで生成した絵が色あせて見えたり、色が薄いように感じたことはありませんか?

下の2枚の絵は「夏の海」をイメージして私が生成した絵ですが、なんだが「色あせた写真」のようで、あまり爽やかな感じがしません。

色あせて見えるイラスト
色あせて見えるイラスト

私も今まで「どうしてこのモデルで生成した絵はこんな色が薄いんだろう?」と思っていました。このモデルの仕様なのかな、と。

でも、それは多くの場合「VAE」を使うことで解決できます。

VAEを適用
VAEを使うと色が鮮やかになる

本記事では、色を鮮やかにできるVAEの導入方法について解説します。

この記事はこんな人におすすめ
  • 生成した絵の色が薄くて困っている
  • 生成した絵が色あせて見えるので、もっと鮮やかにしたい

VAEとは

VAEは「変分オートエンコーダー」という画像を生成するAIの一種です。
仕組みはさておき、Stable Diffusionにおいては、VAEは絵の色味を調整してくれる機能と考えておいていいと思います。

VAEの効果

VAEの効果を端的にいうと、色を鮮やかにしてくれるということです。

モデルによっては、生成された絵の色がぼんやりしている(彩度が低い)ことがあります。
これは多くの場合、VAEを適用することで色が鮮やかにすることができます。

VAEを適用
VAEで色鮮やかに

VAEにもいくつか種類があるのですが、現在、もっともスタンダードで汎用的に使えるVAEは「vae-ft-mse-840000-ema-pruned」です。ひとまずこれを導入しておけば問題ありません。

VAEの導入

vae-ft-mse-840000-ema-prunedの導入方法と使い方を解説します。

vae-ft-mse-840000-ema-prunedを導入する

Hugging Faceにアクセスして、「vae-ft-mse-840000-ema-pruned.safetensors」というファイルをダウンロードしましょう。

vae-ft-mse-840000-ema-prunedのダウンロード
vae-ft-mse-840000-ema-prunedのダウンロード

ダウンロードしたファイルを、Stable Diffusion WebUIがインストールされているフォルダの、
stable-diffusion-webui > models > VAE に移動させます。

[Stable Diffusion WebUI] VAEファイルを配置

Stable Diffusion WebUI の「Settings」タブを開き、左側メニューの「Stable Diffusion」を選択します。そして、「SD VAE」の右側にある更新ボタンを押します。
これで導入は完了です。

[Stable Diffusion WebUI] VAEの設定
VAEを導入

このVAEを適用して画像生成したいときには、先ほどの Settings > Stable Diffusion の「SD VAE」のプルダウンをクリックします。

すると、以下のような選択肢が出るので、「vae-ft-mse-840000-ema-pruned.safetensors」を選択しましょう。

・Automatic
・None
・vae-ft-mse-840000-ema-pruned.safetensors

「Apply settings」をクリックして設定を適用し、「Reload UI」をクリックしてUIを再読み込みします。

[Stable Diffusion WebUI] VAEを適用
VAEを適用

あとはいつも通りに画像生成するだけです。

VAEのあり/なしで生成された絵を見比べてみましょう。
「VAEなし」の絵は色がくすんで、全体的にぼやっとして見えます。「VAEあり」の方は色の鮮やかさが増していることがわかりますね。

VAEを適用すると色が鮮やかになる
VAEなしとありの比較
らん
らん

わぉ!夏らしい色味になったよ♪

るん
るん

絵がくっきりとした印象になりましたね✨

VAEを簡単に切り替える方法

すべてのモデルでVAEを適用すればいいというわけではありません。モデル自体にVAEがすでに組み込まれているなどの理由で、VAEを適用しない方がいいケースもあります。

そのような場合、前述の手順でSetting > Stable DiffusionからVAEをいちいち切り替えるのは面倒です。
もっと簡単にVAEの切り替えをできるように設定する方法があります。

Setting > User interface を開きます。

[Stable Diffusion WebUI] Settings - User interface

[info]Quicksettings list という項目があるので、そこに「sd_vae」を追加しましょう。

[Stable Diffusion WebUI] Quicksettings list

最後に、Apply settingsをクリックして、Reload UIでUIを再起動します。

[Stable Diffusion WebUI] User interface 設定変更を適用

すると、画面の上部にVAEの設定項目が追加されました。これで簡単にVAEを切り替えることができますね。

[Stable Diffusion WebUI] Quick Setting - SD VAE

VAEの種類

VAEにはいくつか種類があり、効果も異なります。
基本的には「vae-ft-mse-840000-ema-pruned」で汎用的に使えますが、上級者の人は狙いたい効果によってVAEを使い分けるのもいいかもしれません。

VAEの選び方

まずモデルの説明ページを見てみましょう。推奨しているVAEが記載されていることがあります。
もし何も書いていなければ、モデル自体にVAEが内蔵されているのかもしれません。

それでも生成した絵が色あせて見える場合は、以下に紹介するVAEの中から好みのものを試してみるのも良いと思います。

代表的なVAE

vae-ft-mse-840000-ema-pruned

VAEを適用(vae-ft-mse-840000-ema-pruned)

一番スタンダードで汎用的に使えるVAEです。このVAEを推奨しているモデルも結構あります。
導入手順はこちらをご覧ください。

kl-f8-anime

VAEを適用(kl-f8-anime)

「kl-f8-anime」は「vae-ft-mse-840000-ema-pruned」に比べて、色味が明るく、ややピンクがかった色みになります。

ダウンロードはこちら
「vae」フォルダを選択し、「kl-f8-anime.ckpt」をダウンロードします。
以降の手順は「vae-ft-mse-840000-ema-prunedの導入手順」と同じです。

kl-f8-anime2

VAEを適用(kl-f8-anime2)

ダウンロードはこちら
「vae」フォルダを選択し、「kl-f8-anime2.ckpt」をダウンロードします。
以降の手順は「vae-ft-mse-840000-ema-prunedの導入手順」と同じです。

「kl-f8-anime」に比べて色味が落ち着いています。「vae-ft-mse-840000-ema-pruned」にかなり近い色に見えます。

まとめ

Stable Diffusionで生成した絵で「色が薄い」「色あせて見える」と感じたら、VAEを試してみるのが良いでしょう。VAEは絵を色鮮やかにしてくれる効果があります。

るん
るん

VAEを使いこなして彩り豊かな絵を作りましょう🎨

プロフィール
この記事を書いた人
千鳥 るん | Chidori Run

画像生成AIで思い通りのイラストを描くためのノウハウを試行錯誤で模索しています。IT企業でAI戦略に関わっていたこともあるAIエンジニアです。大学生の頃から趣味でイラストを描いていましたが、仕事が忙しくなり一旦筆を置きました。最近、NovelAIと出会ってまたお絵描きへの情熱を取り戻しています。

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