
わたしの画像にヘンなデータが付いてるってウワサが…

ヘンなデータではなく「メタデータ」です
[2026-04-01 追記] 画像そのものにも情報が含まれているケースについての注意点を追記しました。
「メタデータ」のメリットとリスク
メタデータとは
写真などの画像ファイルをSNSやサイトにアップロードすることがあると思います。
このような画像ファイルにはさまざまな情報がついていることがあることをご存じでしょうか?
たとえば、写真データであれば撮影日や位置情報、カメラの機種名や設定などの情報が記録されています。このような情報は「メタデータ」と呼ばれています。


データを説明するデータが「メタデータ」です
このメタデータがあるおかげで、アルバムアプリなどで撮影日順で写真を整理することができるわけです。
このようにメタデータは便利な情報である一方、他人に見られたくない情報の流出につながるリスクもあります。
「AIイラスト」のメタデータ
NovelAIやStable Diffusionといった画像生成AIで生成した画像には「プロンプト」や「シード値」などの設定がメタデータとして付与されています。

つまり、このような画像をそのままアップロードしてしまうと、プロンプトなどの設定が丸見えになるというわけです。
AIイラストのメタデータは個人情報ではありませんが、せっかく工夫して考えだしたプロンプトや設定が知られてしまうのはなんだか悔しいなぁと思うのが人情というものです。
メタデータを削除するメリット
画像に付いているメタデータはいくつかの方法で削除することができます。メタデータを削除することで大きく2つのメリットがあります。
秘密にしたい情報を守れる
「写真の位置情報」や「AIイラストのプロンプト」など、他人に知られたくない情報が漏れてしまうことを防ぐことができます。
ファイルサイズが軽くなる
メタデータを削除することでファイルのサイズを削減することが可能です。
メタデータを削除する方法
メタデータを削除する方法にはいくつかありますが、ここでは以下の3つの方法を紹介します。
- フリーソフトを使う
- ウェブサービスを使う
- ペイントソフトで開いて保存する
NovelAIなどの一部の画像生成AIでは、一般的なメタデータとは別に、画像のピクセル情報(例:アルファチャネル)を利用して生成時の情報を埋め込む技術が使われている場合があります。
本記事でご紹介している方法は「メタデータ」を削除することはできますが、「画像そのものに埋め込まれた情報」については除去できない場合があります。
そのため、NovelAIの生成画像については、本記事で紹介した方法でメタデータを削除した場合でも、NovelAI上でプロンプト等のパラメータが復元できる可能性がある点にご注意ください。
また、ExifToolなどのメタデータ確認ツールで確認した場合でも、メタデータは削除されているため、こうした情報の存在に気づきにくい点にも注意が必要です。
このような仕組みは他のサービスでも採用されている可能性があるため、画像を外部に公開する際は、情報が意図せず保持される可能性があることを前提に取り扱うことをおすすめします。
なお、本内容は読者の方からのご指摘および検証を通じて追記したものです。今後も検証を行い、より正確な情報提供に努めてまいります。
フリーソフトを使う
メタデータを削除するためのフリーソフトがいくつかあります。ここではその中のひとつである「ExifCleaner」を紹介しましょう。
ExifCleanerという名前ですが、JPEGファイルだけではなくPNGファイルなどの画像フォーマットにも対応しています。複数のファイルのメタデータを一気に削除できるので便利です。
使い方はとても簡単です。
配布ページから「Download for FREE」をクリックします。

「Assets」の中から、OSに合わせて適切なファイルを選んでダウンロードします。

ダウンロードしたファイルを実行すると、このような画面が現れます。ここにメタデータを削除したいファイルをドラッグ&ドロップするだけです。複数ファイルをドラッグ&ドロップできます。
注意点としては、ファイルをドラッグ&ドロップしたら、即時、メタデータが削除され上書きされます。元のメタデータ付きの画像ファイルが上書きされて消えてしまうので、元のファイルも残しておきたいときはあらかじめコピーして残しておきましょう。

メタデータを確認すると、たしかに削除されていることがわかります。

ウェブサービスを使う
メタデータを削除するウェブサービスを使うという方法もあります。
たとえば「tinyPNG」というウェブサービスは、ファイルサイズを圧縮するためのサービスなのですが、圧縮の過程でメタデータも削除されます。
メタデータ削除とファイルサイズの圧縮がいっぺんにできるというメリットがあるのでオススメです。

ペイントソフトで開いて保存する
ペイントソフトなどでファイルを開いて新たに保存することでメタデータを削除することもできます。
たとえば「GIMP」などのソフトウェアを使うことでメタデータを削除することができます。複数のファイルをまとめて処理できない点は不便ですが、ファイルの加工もできるのでこれを利用するのも一つの手です。
GIMPでのメタデータの削除方法についてですが、まず対象の画像ファイルをGIMPで開きます。
そして、「ファイル」―「名前を付けてエクスポート」で「エクスポート」ボタンをクリックすると保存の詳細設定画面が表示されます。
ここで「Save Exif data」のチェックを外しましょう。「コメント」に元のメタデータが記載されていることがあるので、ここも削除しておきます。

まとめ
写真やAIイラストなどの画像ファイルには「メタデータ」と呼ばれる情報が付いていることがあります。
それらの情報が漏れないようにするためには、画像をSNSやサイトに投稿する前に削除しておくことが大切です。
ただし、近年ではNovelAIなどの一部の画像生成AIにおいて、メタデータとは別に画像そのものに情報が埋め込まれているケースも確認されています。
このような場合、一般的なメタデータ削除だけでは情報を完全に取り除けない可能性があるため、画像の取り扱いには十分注意が必要です。

情報は大切な資産だよね!

あなたの大切な情報は自分自身で守りましょう✨



コメント
ExifCleanerではプロンプトは消えません
この記事を参考にしたおかげで流出しました
最悪です
記事を消してください
ご指摘ありがとうございます。
本件について改めて検証を行ったところ、ExifCleanerで一般的なメタデータは削除できる一方で、NovelAIで生成された画像については、メタデータとは別の形で情報が保持されているケースがあり、結果としてプロンプト等が復元できてしまう場合があることを確認しました。
記事の説明・検証が不十分であったため、現在は該当箇所に注意書きを追記して内容を更新しております。
ご不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。