イラストには背景が大切!
イラストに世界観を生み出すためには、キャラクターだけでなく「背景」も大切ですよね。
ですが、背景を自分で描くとなるとなかなか難しいものです。
NovelAIは背景も上手に描いてくれるので、背景呪文(プロンプト)を活用してステキな世界観のイラストを描いてみましょう✨
「背景呪文(旅と自然編)総まとめ!」の記事では、美しい自然の背景を中心とした呪文を紹介しました。
今回の記事は背景呪文の「インドア(屋内)編」です!
室内の背景は難しい!
インドア(屋内)の背景をうまく生成するのは、屋外の風景よりもずっと難しいです。
え?そうなの?
部屋の中を見渡してみてください。椅子やテーブル、棚、窓、そして本やパソコンなどなど、さまざまなモノがあると思いますが、その多くが直線的な構造をしていると思います。
このような直線的なモノは、わずかな歪みでも目立つので、絵にしたときに違和感を覚えやすいのです。
また、屋内にある人工的なモノは、ある程度決まった大きさというものがあります。なので、大きすぎたり小さすぎたりすると非常に不自然に感じてしまいます。
一方、屋外の自然物である山や川、木、岩などはそもそも曲線的で歪んでいるものなので、生成画像が多少ぐにゃぐにゃしていても特に気になりません。また、モノが多少大きくても小さくても気になりません。
それに加えて、屋内にあるさまざまな「小物」をうまく描くのが難しいことも違和感の要因です。
なんかそれっぽいけど、どこかヘンな小物がたくさん…
屋内背景は、それっぽさは出るのですが、よくよく見るとどこかしらおかしいということがほとんどです。それで妥協するか、インペイントで少しずつ直す、手描きで修正するなどの方法があります。
詳しくは「背景の修正方法」で説明します。
インドア(屋内)の背景呪文
それでは、呪文をどんどん紹介していきます!
背景呪文と合わせて使うとより雰囲気を出しやすいと思われる関連呪文も紹介しますので参考にしてみてくださいね✨
台所(キッチン):kitchen
もっとも身近でもっとも難しいのが「キッチン」です。
キッチンには鍋やフライパン、フライ返し、お玉、包丁などなど小物が多いですよね。それらをNovelAIで描くと、パッと見ではそれっぽいのですが、よく見るとヘンな小物が量産されます…。
これはNovelAIに限らず、たいていの画像生成AIでも似たようなものです。
かなり難しい背景のひとつです。
寝室(ベッドルーム):bedroom
風呂場(バスルーム):bathroom
教室:classroom
もっとも馴染みのある屋内背景のひとつが「教室」ですね。
ですが、この「教室」はなかなかうまく描くことが難しく、机の大きさや並び方がおかしいことが多いです💦
体育倉庫:gym storeroom
図書館:library
ロッカールーム:locker room
コンビニ:convenience store
水族館:aquarium
水族館は水槽が中心となる背景なので、屋内の中でも自然背景に近いです。そのため、比較的うまく描くことができます。
植物園・温室:greenhouse
植物園・温室も自然物である「植物」が中心となる背景なので、比較的うまくいきやすい屋内背景です。
病院:hospital
病院はいろいろな小物が多いので、「それっぽくはなるのですがよく見るとヘン」な背景になりやすいです。
研究所:laboratory
キャラクターに「lab coat(白衣)」を着せると、それっぽさが増します😊
オフィス:office
教会:church
ショップ:shop
喫茶店・カフェ:cafe
カップの大きさがおかしくなることもありますが、比較的うまくいきやすい背景だと思います。
レストラン:restaurant
料理や食器、グラスが不自然になりやすいのですが、レストランの雰囲気を出すのは難しくありません。
バー:bar
キャラクターの髪型や服装なども工夫して、オトナの雰囲気を演出しましょう🍸
✅参考記事
>> 【NovelAI・Stable Diffusion】髪型呪文の総まとめ!4つのステップで思い通りの髪型に
>> 【NovelAI】服装呪文(日常編)総まとめ!季節別コーデも紹介
カジノ:casino
牢獄・刑務所:prison
背景の修正方法
屋内の背景というのはどこかしらおかしくなるのが普通です。
モノが大きすぎたり小さすぎたり、歪んでいたり、謎の物体が並んでいたりします😓
間違い探しみたい…
ある程度、納得のいく背景が出るまでは何度も生成にチャレンジするしかありませんが、「だいたいOKだけど、この部分だけおかしい…」という状態になったら、次のような対応方法があります。
上から順に試してみると良いと思います。
- 「インペイント」で修正する
- 「手描き」で修正する
- シード値を固定して生成し直す
「インペイント」で修正する
NovelAIには「インペイント」という機能があります。これを使って、おかしな部分をピンポイントで修正する方法があります。
たとえば、下の左のイラストはテーブルの上に2つドリンクがあって1つ余分です。インペイント機能を使うと、他の部分はそのままにして、余分なドリンクだけをキレイに消すことができます。
インペイントの詳しい使い方はこちらです♪
「手描き」で修正する
インペイントでもうまく修正できない場合は、「手描き」で修正することも検討しましょう。
ある程度、ペンタブレットでお絵描きをしている人であれば、微修正することもできるはずです。
手描きで修正した部分を、さらに「インペイント」で整えると違和感なく周囲となじみます。
手描きなら「ペンタブレット」は必須です!
私のおすすめペンタブを以下の記事で紹介していますので、ご興味あればぜひご覧ください♪
シードを固定して生成し直す
どうしてもピンポイントで修正できない場合は、生成し直すというのも手です。
「シード値」を固定して、プロンプトを微修正することで、元のイメージをある程度保ったまま新たな画像を生成することができます。
背景がキマると絵に世界観が生まれる
一枚の絵に世界観やストーリーを持たせるためには、やはり背景が重要です。
本記事で紹介したように、屋内の背景にもさまざまなバリエーションがあります。背景の呪文(プロンプト)を駆使しながら、あなただけの世界観を生み出していきましょう。
ちょっとおかしな背景になってしまうことも多いですが、それもAIイラストの醍醐味だと楽しむ気持ちを持てるといいですね😊
生成イラストにツッコミを入れるのもちょっと楽しい(笑)
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