
NovelAIでケモノ系キャラを描きたいな♪
マンガやイラストにはよく「ケモノ系キャラ(以下、ケモノ)」が登場します。こんな感じで、動物の頭に人間の身体を持っているようなキャラクターです。このような個性的なキャラクターは作品に魅力を添えてくれます。


「ケモノ」愛好者は「ケモナー」とも呼ばれていますね
NovelAIでもこのように個性的な「ケモノ」を描くことができます。
本記事ではNovelAIでケモノを描くコツについて解説します。
- NovelAIでケモノを描いてみたい!
- NovelAIでどんなケモノを描けるのか知りたい
ケモノを生成するポイント
NovelAIの「V4モデル」でケモノを描くには2通りの方法があります。
- 方法1:プロンプトの先頭に「fur dataset」というタグを付ける
- 方法2:プロンプトに「furry」というタグを付ける(タグの場所は先頭でなくてもOK)
この方法を用いると、たとえば、ネコのケモノ娘を生成したいときは以下のようなプロンプトになります。
![[NovelAI] ケモノを生成するためのプロンプト](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_prompt.png)
この2種類の方法はどちらも「ケモノ」を描くことができるのですが、それぞれ微妙に特徴が異なります。
fur datasetの方がより動物らしく
「fur dataset」でも「furry」でもケモノは生成できるのですが、「fur dataset」の方がより動物らしくなります。
下の画像は「fur dataset」と「furry」のそれぞれのタグで生成した「キツネ」のケモノです。
見比べてみるとその特徴の違いが明らかです。
右の「furry」タグの場合、かなり人間的な要素が強いです。顔は人間をベースにしていてそこに動物の特徴を加えている印象です。
一方で、左の「fur dataset」の方は、かなり動物的な要素が強く現れる傾向にあります。

人間から遠いケモノは「fur dataset」の方が生成しやすい
たとえば、「ワニ娘」のような哺乳類からかなり遠いケモノは、「furry」タグで生成するのは難しいです。このような場合は「fur dataset」の方がよいでしょう。


もはや性別はよくわからないけどね…
「ケモノ」は絵のタッチにばらつきあり
生成される「ケモノ」は絵のタッチにかなりばらつきがあります。
下の画像は同じプロンプトで生成していますが、絵の印象はポップなものからリアル寄りのものまで幅があります。

また、ケモノの種類によってもかなり絵のタッチが違います。
これをバリエーションが豊富ととらえるか、タッチが不安定ととらえるか、難しいところです。
ケモノ一覧
ここからはNovelAIで生成した「ケモノ」を種類別に紹介していきます。
「fur dataset」と「furry」の違いも確認できるように、それぞれの画像を並べて載せました。また性別を表すタグによっても生成結果が異なるので、それも画像の右上に記載しています。
服装は「パーカー(hoodie)」に統一しました。
なお、前述したように「ケモノ」キャラは生成される絵柄にかなりのばらつきがあり、一貫性を保つことが困難です。ここで紹介する画像もあくまでも一例としてご理解ください。

人間に近い動物から順にご紹介!
哺乳類
「ケモノ」の中でも最も種類が多いのが「哺乳類」です。人間にある程度近い体の構造をしているので、「ケモノ」化しやすいというのも特徴でしょう。
ネコ:cat
![[NovelAI] ネコ(女性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_cat_girl.png)
ウサギ:rabbit
![[NovelAI] ウサギ(女性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_rabbit_girl.png)
イヌ:dog
![[NovelAI] イヌ(男性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_dog_boy.png)
オオカミ:wolf
![[NovelAI] オオカミ(男性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_wolf_male.png)
キツネ:fox
![[NovelAI] キツネ(女性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_fox_girl.png)
クマ:bear
![[NovelAI] クマ(男性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_bear_male.png)
トラ:tiger
![[NovelAI] トラ(男性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_tiger_male.png)
ヒツジ:sheep
![[NovelAI] ヒツジ(女性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_sheep_girl.png)
パンダ:panda
![[NovelAI] パンダ(女性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_panda_girl.png)
ライオン:lion
![[NovelAI] ライオン(男性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_lion_male.png)
サル:monkey
![[NovelAI] サル(男性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_monkey_boy.png)
鳥類
頭や体の構造が人間とかなり違うので、なかなか擬人化の難易度が高いです。「ケモノ」というよりは「鳥が服を着ているだけ」という感じになることも多いです…。
ペンギン:penguin
![[NovelAI] ペンギン(男性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_penguin_male.png)
![[NovelAI] ペンギン(女性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_penguin_girl.png)
カラス:crow
![[NovelAI] カラス(女性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_crow_girl.png)
爬虫類
ヘビ:snake
![[NovelAI] ヘビ(女性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_snake_girl.png)
ワニ:crocodile
![[NovelAI] ワニ(女性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_crocodile_girl.png)
トカゲ:lizard
![[NovelAI] トカゲ(男性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_lizard_male.png)
両生類
「カエル男」は以外にも安定して描くことができました。

結構かわいいかも
カエル:frog
![[NovelAI] カエル(男性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_frog_male.png)
魚類
もはや人間とまったく構造が違うのでかなり難しい…かと思いきや「サメ」のケモノはなかなかカッコよく描けていますね。
サメ:shark
![[NovelAI] サメ(男性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_shark_male.png)
![[NovelAI] サメ(女性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_shark_girl.png)
無セキツイ動物
このあたりからは「fur dataset」でも難しく、まれに成功するときがあるという感じになります。

AIの限界を感じる一方で、このあたりをケモノ化できるのってすごいと感じました
タコ:octopus
「タコ娘」は意外に外見のバリエーションが多く、今回のケモノシリーズの中で一番楽しかったです。
![[NovelAI] タコ(女性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_octopus_girl.png)
クモ:spider
![[NovelAI] クモ(女性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_spider_girl.png)
ヒトデ:starfish
![[NovelAI] ヒトデ(女性)](https://runrunsketch.net/wp-content/uploads/2024/05/nai_v4_furry_starfish_girl.png)
まとめ
NovelAIで「ケモノ」を描くコツをご紹介しました。
- 方法1:プロンプトの先頭に「fur dataset」というタグを付ける
- 方法2:プロンプトに「furry」というタグを付ける(タグの場所は先頭でなくてもOK)
方法1の「fur dataset」を使うと、かなり動物寄りでケモノ度が高いキャラクターを描けます。ワニやタコのような人間から遠いケモノも描きやすいことがメリットです。
ケモナーな人も、そうでない人も、ぜひNovelAIの「ケモノ」で楽しんでみてくださいね。

いろんな「ケモノ」を描けて楽しい♪

素敵な「ケモノ」で作品の魅力度アップです!
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