[2023.12.11 追記] NovelAI V3のリリースに伴い、画像を差し替えました。また、参考としてStable Diffusionの結果も合わせて載せています。さらに、いくつかのポーズも追加しました。
- 手が上手いと全体が上手く見える
- 「手と腕のポーズ」のポイント
- 手と腕のポーズ
- 腰に手を当てる:hand on own hip
- 両手を合わせる:own hands together
- 両手を組む:own hands clasped
- パンチ:punching
- 親指を立てて「いいね」:thumbs up
- 敬礼:salute
- ポケットに手を入れる:hand in pocket
- 腕を組む:crossed arms
- 腕を後ろにまわす:arm behind back
- 帽子に手を当てる:hand on headwear
- 胸に手を当てる:hand on own chest
- 手を伸ばす:reaching
- 手でハートを作る:heart hands
- 片腕を上げる:arm up
- 何かを持つ:holding
- 手を振る:waving
- 手を左右に広げる:outstretched arms
- ネコの手のポーズ:paw pose
- ガオー:claw pose
- 自撮り:selfie
- ものを抱きしめて持つ:hugging object
- 指差す:pointing
- 人指し指を上げる:index finger raised
- 握りこぶし:clenched hand
- 口に指を当てる:finger to mouth
- シーっ:shushing
- 髪を指に巻き付ける:hair twirling
- 髪をかきあげる:hand in own hair
- アゴに手を当てる:hand on own chin
- 脚の間に手を入れる:hand between legs
- OKサイン:ok sign
- 手はとても表現力が豊か
- 大量の生成画像の管理に困ったら
手が上手いと全体が上手く見える
手を描くのは難しいですよね。絵を描き慣れていくと、顔は描けるんだけど、手が変になるという壁に誰しもがぶち当たります。それはAIイラストでも同じことで、AIも手を描くのが苦手です😅
でも、魅力的な絵を描くために手を描くのは避けては通れぬ道
ということで、本記事ではキャラクターに命を吹き込む「手と腕のポーズ」を呪文と共に紹介していきます。
全身のポーズはこちらの記事をご参考ください。
「手と腕のポーズ」のポイント
NovelAIとStable Diffusionの呪文は共通
皆さんの中には、NovelAIを使っている人も、Stable Diffusionを使っている人もいると思います。
呪文は基本的にはどちらも共通です。
ただ注意いただきたいのは、Stable Diffusionはモデル(checkpoint)によって呪文の効きやすさが違います。本記事では「MeinaMix(V11)」で生成した画像を参考として載せますが、モデルによってはうまくいかないこともあるのでご了承ください。
NovelAIはV3での生成画像を載せています。
複数形を使いこなす
手と腕のポーズの呪文は「hand」「arm」という単語が含まれることが多いのですが、両手(両腕)を制御したいときには、複数形の「hands」「arms」を使うとうまくいくことがあります。
たとえば、片腕を上げるポーズは「arm up」で、両腕を上げるポーズは「arms up」という具合です。
特にNovelAI(V3)は単数形・複数形で制御しやすいので、覚えておくと役立ちます😊
うまくいかない部分は「インペイント」で修正
NovelAIでもStable Diffusionでも、日々モデルが進化しているので、手指を描くのはうまくなってきています。ですが、やはり人体の複雑なパーツなので、おかしくなってしまうことも多々あります。
そんなときは「インペイント」機能を使って修正してみましょう。全体を描き直すよりも効率的です。
>>【NovelAI】一部分だけ描き直せる!インペイント機能を解説
>>【Stable Diffusion】絵を部分修正できるinpaintの使い方を解説
手と腕のポーズ
手と腕のポーズはたくさんありますが、ある程度呪文を指定することで思い通りのポーズを描くことはできます。ただし、細かいニュアンスまで表現することは難しいので、Img2Imgで描くというのも1つの手です。
腰に手を当てる:hand on own hip
立ちの基本といってもいいポーズですね。
「hand on own hip」だと、片手を腰に当てる傾向が強いです。特にNovelAIでは「片手」「両手」が区別されやすいので、片手なら「hand on own hip」、両手なら「hands on own hips」と使い分けるのがコツです。
腰に両手を当てる:hands on own hips
両手を合わせる:own hands together
指先を合わせるように両手を合わせるポーズです。比較的成功しやすく使いやすいポーズだと思います。
NovelAIの場合は、「steepled fingers」で「(塔の形を描くように)指先を合わせる」ポーズをとることもできます。
両手を組む:own hands clasped
「own hands together」と似ていますが、こちらは指を組み合わせるようにして両手を組みます。
これも成功率が高く、使いやすいポーズですね。
パンチ:punching
意外に難しいポーズがこのパンチです。グローブをはめてガチで打ち合うこともあるので、ネガティブプロンプトにgloveを入れてもいいのかもしれません。
親指を立てて「いいね」:thumbs up
一見良さそうでも指の数が多かったりするので要注意のポーズです。両手で「いいね」することも多く、制御が難しいかもしれません。
敬礼:salute
意外に難しいのがこのポーズ。両手で敬礼しちゃうこともあります🤣
ポケットに手を入れる:hand in pocket
手が隠れるためか、高確率でいい感じになります。困ったときはこのポーズを取らせてもいいかもしれません。
ポケットに両手を入れる:hands in pockets
「hand in pocket」だと片手をポケットに入れることが多いので、両手をポケットに入れるなら「hands in pockets」としましょう。
腕を組む:crossed arms
指がそこそこ隠れるためなのか、かなり成功しやすいポーズです。
腕を後ろにまわす:arm behind back
NovelAIでは普通に成功しやすいポーズです。
一方、Stable Diffusionではモデルによって成功しにくい可能性があります。MeinaMixでは「背中を見せるポーズ」になってしまい、どうしてもうまくいきませんでした。(おそらく「back(背中)」に反応したのだと思われます)
帽子に手を当てる:hand on headwear
胸に手を当てる:hand on own chest
なんとなく女性らしい「たおやかさ」を感じさせるポーズです。
胸に両手を当てる:hands on own chest
両手を当てたいときはhandを複数形にして「hands on own chest」としましょう。
手を伸ばす:reaching
指がおかしくなったり、画面外に見切れてしまったりと、単純なようで意外に難しいポーズです。
手でハートを作る:heart hands
かつてのNovelAIではこれは非常に難しいポーズでした。指がぐにゃぐにゃになったり、くっついてしまったり…。
ですが、NovelAI V3の新モデルで成功率が格段に上がりました✨
片腕を上げる:arm up
たいていは片腕を上げますが、両腕を上げることもあります。
両腕を上げる:arms up
両腕を上げたいときは「arm」を複数形にすると成功しやすいです。
何かを持つ:holding
“holding ◯◯”で、◯◯を持たせることができます。
例えば、holding weapon(武器), holding sword(剣), holding cup(カップ)などなど。holding swordでは、ヘンな剣になることも多いです。
手を振る:waving
よく見ると指が1本多い!ということもあるので要注意です。
手を左右に広げる:outstretched arms
spread armsでもOK。絵に躍動感が出るおすすめポーズです。手が画面外にいってうまく隠れることも多いので、成功しやすいポーズでもあります。
ネコの手のポーズ:paw pose
一見難しそうですが、意外に成功しやすいポーズです。勝手にネコ耳が生えることも多いので、それが嫌な場合はネガティブプロンプトに「cat ears」などと入れましょう。
ガオー:claw pose
これもかつてのNovelAIでは結構難しいポーズだったのですが、NovelAI V3ではしっかり描けます。(指がちょっとおかしいときもあります)
自撮り:selfie
「鏡に映った自分を撮る」というパターンになることもあります。
ものを抱きしめて持つ:hugging object
たとえば hugging object, book とすると胸の前で本を抱えます。ただ、bookだと本が大きすぎたりして変になることが多いです。私のおすすめは、hugging object, doll。人形なら多少変でもそういう人形ということにすればいいのです😎
指差す:pointing
指がおかしくなることもあるので、何度がトライする必要があるでしょう。
何を指差すか指定したいときは「pointing at 〇〇」とすると良いです。
自分を指差す:pointing at self
NovelAIでは「pointing at self」で自分を指さしてくれることが多いです。
人指し指を上げる:index finger raised
人指し指がみょーんと伸びてしまったりすることもありますが、比較的成功しやすいです。
握りこぶし:clenched hand
ぎゅっと握ることもあれば、軽く握ることもあります。
口に指を当てる:finger to mouth
シーっ:shushing
静かにしてほしいときの「シーっ!」のポーズです。「口に指を当てる(finger to mouth)」にかなり近いポーズです。
髪を指に巻き付ける:hair twirling
髪の毛を指にくるっと巻き付けるようなしぐさです。
髪をかきあげる:hand in own hair
アゴに手を当てる:hand on own chin
脚の間に手を入れる:hand between legs
成功しやすく、指が隠れることも多いので、破綻しにくいポーズだと思います。
OKサイン:ok sign
簡単なようで意外と難しいのがこの「OKサイン」です。成功率は結構低めです…。
手はとても表現力が豊か
手はとても繊細なパーツで、表現力が豊かです。だからこそ思い通りに描くのが難しいともいえます。さまざまな呪文を研究して、思い通りに手を描けるようになれば、あなたの絵は間違いなくワンランクアップするでしょう!
美しい手を描くには、日々、精進です!
大量の生成画像の管理に困ったら
Stable DiffusionやNovelAIで画像を生成していると、すぐに大量の生成画像がフォルダにたまってしまいますよね。
あとから「あの画像、どこだっけ…?」と思っても探すのが大変です💦
また「この画像はどんなプロンプトで生成したんだっけ…?」というのも調べるのが面倒ですね。
そんなときに役立つのが、画像管理ツール「Eagle」です。
「Eagle」ならこんな風に画像のプロンプトやネガティブプロンプト、Seedなどの情報を自動で登録して管理できます。
検索機能も強力なので、何百枚、何千枚という画像もバッチリ管理できちゃいます✨
「Eagleのことを知りたい」という人はこちらの記事をご覧ください。
Stable Diffusionとの連携には「Eagle-pnginfo」という拡張機能があります。
NovelAIとの連携は当サイトのフリーツール「NovelAI to Eagle」を使うと便利です。
NovelAIとEagleの便利な連携方法については、こちらの記事をご覧くださいませ。
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